第3章 フランドル:バロック的豊穣の時代

ペーテル・パウル・ルーベンスと工房《田園風景》

ペーテル・パウル・ルーベンスと工房《田園風景》

牧歌的とは田園の羊飼いの世界を思わせるのどかな世界を意味するが、同時に村娘といちゃつくというニュアンスもある。ルーベンスのこの絵はまさにその光景を描いたもので、本来は教養ある都会人だが、フランドルの田園、農村地帯にも馴染んでいたルーベンスらしい作品のひとつである。

1638-1640年頃 油彩・カンヴァス
 ©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18