第4章 スペイン:神と聖人の世紀

フランシスコ・デ・スルバラン《聖母マリアの少女時代》

フランシスコ・デ・スルバラン《聖母マリアの少女時代》

スルバランは宗教画家として活躍したスペインの画家であり、徹底したリアリズムとカラヴァッジョ風の劇的な明暗表現による峻厳な聖人や修道僧の絵でよく知られる。それだけにこの作品に描かれる愛らしくも敬虔な幼いマリア像は、この画家としては異例ともいうべきものである。

1660年頃 油彩・カンヴァス
 ©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18