第5章 フランス:古典主義的バロックからロココへ

アントワーヌ・ヴァトー《困った申し出》

アントワーヌ・ヴァトー《困った申し出》

ロココ絵画の創始者ヴァトーは、フェート・ギャラント(優雅な宴)と呼ばれるジャンルを生み出したことでも知られる。フェート・ギャラントとは上流階級の紳士淑女の優雅な恋の場面を描いたもので、本作では「攻め」の男と、今ひとつ煮え切らない女性の微妙かつ軽妙な心理的な駆け引きが描かれている。

1715-1716年 油彩・カンヴァス
 ©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18