第5章 フランス:古典主義的バロックからロココへ

ジャン=バティスト・シメオン・シャルダン《食前の祈り》

ジャン=バティスト・シメオン・シャルダン《食前の祈り》

食事を前に手を合わせる妹と、すでに祈りを済ませた姉、それを優しく見つめる母親という一般的な市民家庭の日常のひとコマを描いた作品。整理整頓された清潔な室内も彼女が良き母、妻であることを物語る。ルーヴル美術館にほぼこれと同じ絵があるが、床に置いた卵料理のフライパンはルーヴルの絵にはない。

1744年 油彩・カンヴァス
 ©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18