第6章 イギリス・ドイツ:美術大国の狭間で

トマス・ゲインズバラ《青い服を着た婦人の肖像》

トマス・ゲインズバラ《青い服を着た婦人の肖像》

半ば開いた口元とともにその目は何かを語りかけるかのようであり、タイトルにある青い衣、白く透き通るような肌、赤みのさした頬などの色彩的なバランス、調和も傑作の名に恥じない。今日から見れば多少「やり過ぎ」の感もある頭部の派手なファッションも当時の流行であった。

1770年代末-1780年代初め 油彩・カンヴァス
 ©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18