今日は「ドコモ光」のキャッシュバックキャンペーンについて、魅力的な内容なのか検証していきます。
インターネットサービスを乗り換えようとするとき、携帯電話の契約会社を乗り換えるときに最も気になるものは「キャッシュバック特典」ではないでしょうか?
2016年2月に総務省からの指摘でインターネット、携帯電話事業者ともに大きなキャッシュバックは公にはできない流れになりました。しかし現在でも合間を見て目立たないようにキャッシュバックキャンペーンを行っている事業者は存在します。
そんな中で今回は「携帯電話事業者の中で最もキャッシュバックが少ない」という声が多い「DoCoMo」に敢えて焦点を当て、実情を解説していきます。
キャッシュバックは代理店や期間によって違いますし、各社で大きく差があります。できれば特典は大きい方がいいんですがどういう仕組みか気になりますね。
1.契約する方法は3通り
携帯電話事業者の光コラボレーションを申し込む方法は3通りあり、この方法によって契約特典も大きく異なります。
契約する方法は以下の3つです。
「ドコモショップ窓口で契約する」
「家電量販店で契約する」
「インターネットサイトで契約する」
どの方法も運営している代理店によって特典内容は異なるというのが携帯電話市場での常識と言われています。
しかし「DoCoMo」は「au」や「SoftBank」と比べると特典金額は非常に低いかつ、dポイントでの還元というパターンがほとんどです。
Dポイントは1ポイント1円換算になりますが、使用できる店舗はローソン、マクドナルド、無印良品のネットストア等とかなり限られています。SoftBankが提供しているTポイントに比べると窮屈さを感じるでしょう。
では、具体的にどのような特典があるのでしょうか?
2.年間通して発生しているキャッシュバックの平均値
「ドコモショップ、ドコモ公式サイトで契約する場合」
2017年4月現在での契約特典はdポイントの10,000円分の付与となっています。
キャンペーンシーズン以外であれば5,000円分が相場となります。
現金でのキャッシュバックはありません。
「auひかり」や「SoftBank光」では時期によって数万円のキャッシュバックがあるので、お得感は低めといったところでしょう。
「家電量販店で契約する場合」
いわゆる電気屋で契約する場合です。
「auひかり」や「SoftBank光」ではオプション契約をすれば数万円単位のキャッシュバックがありますが、「ドコモ光」の場合は事業者のキャンペーンに依存する形となりdポイント5,000円分が相場となっています。
「インターネットサイトで契約する」
このパターンが最も代理店によって違いが発生します。
さらに「ドコモ光」は様々な提携プロバイダを選択することが可能になります。
もちろんドコモ公式のdポイント還元もあります。
しかし「キャンペーンサイト」別の代理店やプロバイダによるキャッシュバックはあったとしても相場が2,000~10,000円となっており、極めて低めです。
プロバイダによっては通信速度が遅くなる?
ここで特典目当てでプロバイダを選択したくなりますが、実はこれにも注意点が必要です。
業界人目線として本音を言えば「ドコモ光で通信速度のクオリティを求めるのであれば、プロバイダもドコモに揃えたほうが一番安定」だからです。
ドコモが提携しているプロバイダは下記になります。
【ドコモ光プロバイダ一覧】 |
---|
ドコモnet、ぷらら、So-net、BIGLOBE、DTI、BB excite、Edion net、シナプス、楽天、ゼロワン、 アンドライン、@ネスク、Hi-ho、GMOとくとくBB、ic-net、タイガースネット |
※タイプAの場合
プロバイダ別で月額料金が変わることはありません。
しかし上記のプロバイダで通信速度が安定しているのは「ドコモnet」ぐらいです。
タイプBであれば「OCN」が最も安定しますが、月額料金が200円程度上ってしまいます。
携帯電話のセット割引は?
「ドコモ光」はドコモスマートフォンとのセット割引が適用されます。
しかし割引金額は他社と比べて比較すると低めになります。
まず一覧で見ていきましょう。
割引金額 | |
---|---|
ウルトラシェパック100(100GB) | 3,200円 |
ウルトラシェアパック50(50GB) | 2,500円 |
ウルトラシェアパック30(30GB) | 2,000円 |
シェアパック15(15GB) | 1,800円 |
シェアパック10(10GB) | 1,200円 |
シェアパック5(5GB) | 800円 |
ウルトラデータLLパック(30GB) | 1,100円 |
ウルトラデータLパック(20GB) | 900円 |
データMパック(5GB) | 800円 |
データSパック(2GB) | 500円 |
ケータイパック | 500円 |
シェアパック以外は複数台にも上記金額の割引が適用されます。
「DoCoMo」ではシェアパックを推奨していますが、個別でパケットを持つ人も多く存在しています。
次は「au」や「SoftBank」のセット割引と比較していきましょう。
3.auやSoftBankでの特典内容は?
割引額を比較
各事業者のプラン別のセット割引金額をまとめました。
【キャリア別セット割引早見表】 | |||
---|---|---|---|
DoCoMo | SoftBank | au | |
シェアパック相場 | 1,800円 | 1,410円 | 1,410円 |
30GB | 1,100円 | 1,852円 | 1,852円 |
20GB | 900円 | 1,410円 | 1,410円 |
5GB | 800円 | 1,410円 | 1,410円 |
2GB | 500円 | 463円 | 463円 |
1GB | 500円 | 463円 | 463円 |
割引額は「SoftBank」と「au」に軍配が上がります。
ドコモには「ずっとドコモ割」という長期継続割引がありますが、割引額はそこまで高くありません。
また「DoCoMo」は毎月のスマートフォン料金も比較的高くなっており、総合的な通信料金を安く抑えるには不向きなものと見ていいでしょう。
「SoftBank」と「au」でのキャッシュバック特典は?
「DoCoMo」以外の2社は契約する代理店によってキャッシュバックは異なりますが、スマートフォン回線を他社から乗り換え契約する際に同時にインターネットも契約するとキャッシュバックが増額する傾向にあります。
多くのショップで「自宅の家のインターネットも変えてもらうと更にお得になります」という言葉は必ず言われると言っていいでしょう。
特に「SoftBank」は運営する代理店同士での契約の取り合いが非常に激しく、同じ「SoftBankショップ」として構えていても他店対抗の提案を行う店舗は多いです。
金額はそのときによって異なりますが週末が一番手厚い傾向にあります。
「SoftBank」と「au」の公式キャンペーンは?
「SoftBank光」では「あんしん乗り換えキャンペーン」と銘打ち、「SoftBank光」に乗り換える前に契約していたインターネット事業者の契約解除料金を郵便為替でキャッシュバック負担してくれるキャンペーンを行っています。
また春の引っ越しシーズンには開通工事費も無料になる特典も用意しています。
「au」はここ最近はそういったキャンペーンは設けておらず、月額料金に割引を入れることによって初期費用等の料金を相殺するようになりました。
実は3大キャリアの中でキャッシュバック特典商法を始めた最初の事業者は「SoftBank」なのです。
「SoftBank」は今まで様々な特典商法でシェアを獲得していたので、今後も総務省との忍耐勝負を長期化させながら伝統の商法で戦っていくものと見られています。
4.総括
「DoCoMo」は新規契約の特典が最も低いサービスという結果でした。
これは3大キャリアの中で総務省からの行政指導に最も敏感になっているのは「DoCoMo」であるが故の流れと見ていいでしょう。
正直、「ドコモ光」だけではなく「DoCoMo」全体で契約するメリットはあまり見受けられません。
その替わ料金が格安であるMVNO事業者に電波を貸し出すことによって保有契約回線数を維持する動きに出ています。
しかしそのMVNO事業者も通信速度クオリティにはまだまだ不安がある発展途上の段階です。
今年は「SoftBank」がようやくMVNO事業者への電波貸し出しを開始したので、今後のキャッシュバック特典の展開も何か動きがあるかもしれませんね。
ドコモ光はauひかりやソフトバンク光に比べてキャッシュバックが低い
最近は光コラボレーション商品も登場してますますインターネット接続業者数も増えています。インターネット接続業者を選ぶ際はキャッシュバックを基準に選ぶ人もいることでしょう。
キャッシュバックですが公式サイトでも紹介されています。また代理店経由だと公式サイトのキャンペーンの他に、独自のキャッシュバックを実施しており、その両方を受け取れる可能性があります。
代理店のキャンペーンですが春先はさらに過熱する傾向にあるのでそれを待つのもおすすめです。リサーチは価格コムやインターネットで情報収集してみることをおすすめします。
ドコモについては相変わらず人気の携帯電話となっています。特に地方では電波状況がいいのでドコモユーザーが多いのは定番でもあります。最近は他社も電波状況が改善されたので乗り換える人も出ていますが、やはりドコモは安心といったユーザーが多いようです。
ドコモとなると光コラボレーション商品ではドコモ光を提供しています。ソフトバンクユーザーならソフトバンク光とあわせて利用することでメリットが高くなるわけですが、ドコモユーザーならドコモ光とセットにするのも良いでしょう。
ただしドコモ光はあまりキャッシュバックが良くなくことが多く、お得度が高いといったことが聞かれません。ソフトバンク光やAUひかりなどと比べるとキャンペーン実施の声もあまり耳にしません。
ドコモですが世間ではどういった声が上がっているのでしょうか?例えばこんな声があります。
「今までdocomoだったんだけどあいほーんからSoftBankにしちゃってたからもうどこに移動してもいいかなーって キャッシュバックとかなくなったじゃん」
https://twitter.com/cocouinu/status/926069820516319232
携帯電話についてもドコモはあまり特典がないようです。となるとドコモ光をセットで契約してもあまりメリットが出るわけではなさそうです。更新月ならいっそうのことソフトバンクやAUに乗り換えるといった手もあるわけです。
しかしさまざまな事情でドコモを継続する方向の人もいることでしょう。そしてやはりドコモ光を使ってみたいといったユーザーも当然いるわけです。それならこんな情報を参考にするといった手もあります。
「インターネット回線不安解消ブログ : 【講座】ドコモ光やソフトバンク光でキャッシュバックを受け取る方法」
https://twitter.com/masa_shima1/status/925837477629214720
キャッシュバックについては現金がもらえる、お得といったことは理解していてもその他の詳細は理解していない人も多いことでしょう。そうした人はこの講座をまず見てみるといいでしょう。
キャッシュバックですが実は世間ではこの制度が大きな問題にもなっています。理由はみなさんもすでにニュース等でご存知かもしれませんが、代理店がきちんとした説明を行っていなかったり、不正なオプションが付加されていたり、利用者の理解不足などが原因で「契約内容が違う」といった苦情が消費者センターに多数寄せられていることが原因の1つです。
事態があまりにもひどいので総務省が喚起を促す事態にまで発展しています。こうしたトラブルを避けるために勧誘電話からの申し込みは絶対に避けるのがベストです。
幸いドコモ光についてはキャッシュバックもあまり盛んに行われていないので代理店からの電話加入もほとんど耳にしません。ドコモ光に特定している人はこの点でメリットがあることでしょう。
ドコモ光についてはドコモだから安心というわけではなくソフトバンク光やAUひかりと基本的に回線内容は変わりません。どちらもNTT東日本と西日本の回線を利用しプロバイダが異なる仕組みとなっています。違いはプロバイダのみで速度などは差がありません。
もちろんプロバイダによっても速度は異なります。その点を配慮すれば光コラボレーション商品は基本的にどこで契約しても大きな差はありません。NURO光のように独自の通信設置をしているなら話は別になります。
キャッシュバックの高い、低いですが提供している大元の企業(ドコモ光ならドコモ、ソフトバンク光ならソフトバンク、AUひかりならAU)が代理店に対してどのくらいのマージン(販売手数料)を渡しているかどうか?も関わりがあります。例えばA社が加入1本につき1万円、B社が2万円だとします。
キャッシュバックを行う代理店はA社に加入すると8千円、B社だと16000円などキャッシュバック対応に幅が出てしまうのは当然のことです。このような状況からキャッシュバックに開きがあるのは提供側の都合も高い可能性があります。
ドコモ光はキャッシュバックが少ないといった声が多いわけですが、これもそうしたことに関連している可能性も否定できません。またその他の要因がある場合も当然あります。
代理店自体があまりドコモ光の営業に力を入れていない場合もあります。こうした場合理由はさまざまです。ドコモ光の営業にあまりメリットがない場合もありますし、ソフトバンク光の方が売れ行きが良いといった理由もあります。
ドコモ光での契約は果たして本当にお得なのか?
ドコモ光は本当にお得なのか?といった声が上がっています。これは非常に難しい質問です。お得で場合もありますし、そんなにお得感がない場合もあります。ケースバイケースです。
また利用者個人の満足度についても大事なポイントです。いくら安くても利用者が設備などに不満があったり、不備が多いようだと「契約しない方が良かった・・・」なんて結果にもなりかねません。そうしたことを避けることも大事なポイントです。
ドコモ光に限らずどこで契約しても一緒ですが最後は本人次第です。本人次第で満足度も違いますし、選択の良し悪あしも変わってきます。
某ドコモショップからの情報
https://twitter.com/koshigayayajuro/status/913945788203466754
https://twitter.com/ds_hadano/status/922692237430947840
ドコモ光からの申し込みでキャッシュバックはあまり期待できませんが、ドコモのDポイントの加算などはメリットがあるようです。ポイントを貯めている人はこちらも確認するといいでしょう。
キャンペーンのチェックポイント
インターネット接続契約のキャンペーンはさまざまなところで実施されています。公式サイトはもちろん代理店でも行われています。代理店から申し込むと公式サイトのキャンペーンと代理店のキャンペーンの両方を活用できるので代理店のキャンペーンサイトをチェックするといいでしょう。きっと良いサービス情報を得られることでしょう。
インターネットの料金については各社でまちまちです。またポイント加算がある場合もあります。ドコモであればdポイント、家電量販店であれば家電量販店のポイントがあります。ヤマダなんかもその中の1つです。
契約は代理店で行う人も多いと思いますが公式キャンペーンとあわせて代理店のキャッシュバックを受けられるなどお得です。ドコモはdポイントプレゼントなんて企画もあります。
代理店サイトを見てみると現金のキャッシュバックキャンペーンはもちろん現金とプレゼントという企画もあります。プランは定期契約プランなどもあるのでそちらも見てみるといいでしょう。
キャンペーン内容ですが限定キャンペーンなどもあります。限定の場合、期間には十分気をつけましょう。シェアパックなどについても見てみるといいでしょう。dTVターミナルなどなど便利なアイテムもあります。また春先は工事費無料キャンペーンなども盛んにおこなわれがちです。こちらも上手に利用したいところですね。
ドコモ光はインターネット接続としても注目を集めており、特にドコモの携帯を使っているユーザーから人気となっています。ドコモの携帯とドコモ光を一緒に利用するとセット割引などメリットがあります。
最近のインターネット接続は携帯電話と自宅のインターネット接続がセットのケースが多く、その方がコスト的にもメリットが高いことが多いです。コスト面からもどうしたらメリットがあるのか、検討してみてはどうでしょうか。
他社と比較するとドコモ光はあまりメリットが高いとは言いがたいものがあります。キャッシュバックも少ないですし、秀でたポイントがあるわけではありません。しかしながらドコモの携帯と利用するとメリットがあったり、ドコモというだけあって安心感もあります。ドコモの携帯を利用しているからひとまずドコモ光といった選択もありでしょう。
また固定回線だけではなくモバイルWIFIなども人気となっています。速度はもちろんドコモ光などと比較するとかなり劣りますが、動画なども閲覧できますし外出先でも気兼ねなく利用できます。その点でもメリットがあると言えるでしょう。